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【胸キュン♡プチ恋愛小説】結婚式が運んできた運命の恋(完)

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【胸キュン♡プチ恋愛小説】結婚式が運んできた運命の恋(完)

【胸キュン♡プチ恋愛小説】結婚式が運んできた運命の恋(完)

2025/01/15

キーワード:一途な恋、運命、一目ぼれ
約27分(約13,600文字)

あらすじ:
前作「イケメン同期とクールな上司の狭間で」の結花と颯真の結婚式で偶然出会った美咲と亮。
明るく人懐っこい亮は、美咲に出会った瞬間「運命」を感じ、彼女へのストレートなアプローチを始める。一方、美咲は仕事に真剣で恋愛に慎重な性格。初めは戸惑いながらも、亮の真っ直ぐな想いと優しさに触れ、少しずつ彼の存在が特別なものになっていく。
「運命」と信じた出会いが、二人をかけがえのないパートナーへと導くラブストーリー。

主な登場人物

結花の親友・水瀬 美咲(みなせ みさき)
26歳。スタイリッシュで明るい性格だが、恋愛には慎重派。仕事が好きで、恋よりキャリアを優先してきたが、心のどこかで運命の出会いを信じている。

颯真の大学時代の後輩・成瀬 亮(なるせ りょう)
31歳。爽やかで社交的だが、普段は軽口が多いタイプ。結婚式の二次会で美咲に一目惚れし、「彼女こそ運命の人」と確信。以降、真剣に彼女へのアプローチを始める。

結花と颯真
既婚者として、二人をサポート。颯真は亮にアドバイスを送りながらも、時々厳しいことを言う兄貴的存在。結花は美咲の背中を押しつつ、彼女の不安を取り除く役割を担う。
2人もストーリーは「イケメン同期とクールな上司の狭間で」をご覧ください!

目次

    プロローグ

    結花と颯真の結婚式の二次会会場。
    カジュアルな雰囲気のレストランで、笑い声と祝福の声が絶えない中、颯真の大学時代の後輩・成瀬亮はグラスを片手に周囲を見渡していた。

    「さすが颯真さんの結婚式、素敵な人ばかりですね。」

    同じテーブルの友人たちと軽口を叩いていた亮の目が、突然ある一点で止まった。マイクを持ち、笑顔でスピーチをしている女性がいた。結花の親友、水瀬美咲。

    「……誰だ、あの人は?」

    亮は思わず声に出していた。周囲の友人たちが目を丸くして振り返る。

    「どうしたんだよ、亮?」

    「……いや、なんでもない。ただ……俺、たぶん、運命の人に会ったかもしれない。」

    冗談めかして言ったつもりだったが、亮の心の中は至って真剣だった。美咲の笑顔、落ち着いた物腰、そして自信に満ちた話し方。その全てに一瞬で心を奪われたのだ。

    スピーチが終わり、美咲がテーブルに戻る。亮は視線を外すことができず、ついには颯真に近づいた。

    「颯真さん。」

    「ん? どうした?」

    「俺……見つけちゃいました。」

    「見つけた? 何を?」

    亮は真剣な目で言った。

    「俺の嫁を。」

    颯真は思わずグラスを置いて、亮を凝視した。

    「お前、何言ってんだ?」

    「本気です。あの水瀬美咲さんって方、紹介してもらえませんか?」

    颯真は困惑しながらも呆れたように笑った。

    「亮、お前、会ったばかりの人にそんなこと言うなよ。」

    「運命ってそういうもんじゃないですか?」

    颯真はため息をつきながらも、亮のまっすぐな目を見て心の中で納得していた。


    翌日、颯真の家にて

    亮は颯真を訪ね、再び相談を持ちかけた。

    「颯真さん、本気でお願いです。美咲さんと連絡を取る機会を作ってください。」

    「亮、俺はお前の兄貴じゃないんだぞ。こういうことは自分で動け。」

    「自分で動くために、颯真さんの力が必要なんです!」

    結花がキッチンからその様子を見て笑いながら口を挟む。

    「颯真、いいじゃない。少しくらい手伝ってあげても。亮くん、本気みたいだし。」

    「……結花がそう言うなら。」

    颯真は渋々ながらも了承し、亮と美咲を含めた食事会を計画することになった。

    「ただし、亮。お前がいい加減な気持ちなら、俺は容赦しないからな。」

    「もちろんです。俺、本気ですから。」

    亮は強い決意を胸に頷いた。

    第一章:初めての食事会

    数日後、颯真と結花の計らいで食事会がセッティングされた。
    亮、美咲、颯真、結花の4人でのカジュアルなイタリアンレストラン。初対面の亮と美咲の間には、まだぎこちない空気が漂っていた。

    亮は緊張を隠しながらも、最初の一言を思い切って投げかける。

    「美咲さん、初めまして。成瀬亮です。ずっとお会いしたかったです。」

    その真剣な目と、まっすぐな言葉に美咲は一瞬驚いたように目を丸くした。

    「……あ、はじめまして。水瀬美咲です。」
    美咲は微笑みながら軽く会釈を返すが、心の中では少し警戒心が芽生えていた。

    (この人、どういうつもり? ずいぶん直球じゃない……?)

    「美咲さんって、普段どんなお仕事をされてるんですか?」
    亮が興味津々で尋ねると、美咲は丁寧に答えた。

    「広告関係の企画をしています。普段は割と忙しいんですけど、楽しい仕事です。」

    「すごいですね。僕も仕事は好きですが、美咲さんみたいに堂々と『楽しい』って言えるのは素敵だと思います。」

    亮の率直な褒め言葉に、美咲は少し照れながらも返答した。
    「ありがとうございます。でも、普通の仕事ですよ。」

    会話はスムーズに進むものの、美咲の中には微妙な違和感があった。亮の態度が真剣すぎて、軽くあしらえない雰囲気を感じていたのだ。

    食事が進む中で、颯真と結花がさりげなく二人を話題の中心に持っていく。

    「そういえば、美咲はカフェ巡りが趣味だったよね?」と結花が切り出す。
    「うん、仕事帰りに寄るのが好きなの。最近は新しいお店を探す時間もなくなっちゃったけど。」

    「へえ、カフェ巡りですか! 実は僕も好きなんです。特に、コーヒー豆の種類とか雰囲気にこだわった店が好きで。」
    亮が嬉しそうに食いつく。

    「本当に?」
    美咲は少し驚いた顔をする。亮が彼女の趣味に興味を持っていることが意外だったのだ。

    「はい。今度、美咲さんのおすすめのお店とか、ぜひ教えてください!」

    亮のまっすぐな瞳に、美咲は少しだけ心が揺れた。だが、すぐに自分に言い聞かせる。
    (いや、そんな簡単に心を動かされるのはよくない。こういうタイプの人には慎重にならなきゃ……。)

    「……機会があれば、ですね。」
     


    食事会の終盤、亮の突然の一言

    食事も終わりに近づいたころ、亮は突然美咲を真っ直ぐに見つめて言った。

    「美咲さん。僕、初めて会ったときから、あなたに惹かれてます。」

    その言葉に美咲はフォークを持つ手を止めた。テーブルに沈黙が訪れる。

    「……初めて会ったときって、二次会のことですか?」
    美咲は少し困惑しながら尋ねた。

    「そうです。スピーチをしている美咲さんを見て、この人だって思いました。何がどうとかじゃなくて、ただ直感で。この出会いは運命だって。」

    「運命……?」
    美咲は思わず苦笑した。

    「亮さん、そういうの、ちょっと信じすぎじゃないですか? 私、運命とか一目惚れとか、あまり信じないんです。」

    美咲の冷静な言葉に、亮は一瞬表情を曇らせたが、すぐに笑顔で返した。

    「それでもいいです。僕は信じてますから。」

    その一言に、美咲の胸が少しだけ熱くなるのを感じた。しかし、彼女はそれを表に出さず、こう答えた。

    「……そんなに簡単に人を好きになるのは、どうかと思いますけど。」

    亮は真剣な目で彼女を見つめたまま言った。

    「僕は簡単じゃないです。美咲さんのことをもっと知りたいと思ってるし、知るために努力します。」

    美咲は困惑しつつも、その言葉の裏にある亮の真剣さに少しだけ胸を打たれた。

    (この人、もしかしたら……本当に本気なのかもしれない。)

    第二章:美咲の葛藤と亮のさらなるアプローチ

    食事会が終わり、颯真と結花に別れを告げたあと、美咲は一人で駅に向かって歩いていた。
    夜の静かな街並みを見ながら、ふと亮の言葉を思い出す。

    「僕は信じてますから。」

    (……本気だった。あの目は嘘をついてる人の目じゃなかった。)

    胸がざわつく。
    普段、恋愛には慎重な美咲にとって、一目惚れや運命を信じる亮のようなタイプは正直苦手だった。軽い人に見えるし、そんな直球なアプローチを受け入れる自信もない。

    でも、亮のまっすぐな目と真剣な態度を思い出すと、簡単に否定できない自分がいる。

    (……私、どうしてあんなに揺れてるんだろう。)

    自問自答しながら、足を止めて夜空を見上げた。

    数日後、亮からのメッセージ

    「この前はありがとうございました。また会える機会を作りたいです。」

    美咲はスマートフォンを手にしばらく考え込んだ。

    (また会う……どうしよう。断るべきだよね。でも、あの熱意に水を差すのもなんだか気が引けるし……。)

    結局、返信はしないまま時間が過ぎていった。

    その翌日、亮からの突然の電話

    仕事を終えて帰宅途中の電車内。美咲のスマートフォンが振動した。
    画面を見ると、「成瀬亮」という名前が表示されている。

    (電話? こんな時間に?)

    迷いながらも通話ボタンを押す。

    「もしもし……水瀬です。」

    「美咲さん、突然すみません。忙しいですよね?」

    「いえ、今ちょうど帰るところですけど……何かありました?」

    亮の声はいつもより少し低く、真剣だった。

    「美咲さんにどうしても伝えたいことがあって。」

    「え?」

    「僕、どうしても美咲さんに会いたいんです。もっとちゃんと話したい。それだけです。」

    ストレートな亮の言葉に、美咲は一瞬言葉を失った。

    「……そんなに急いで会う必要、あるんですか?」

    「急いでるわけじゃないんです。ただ、時間を置いたら美咲さんとの距離が遠くなりそうで、それが嫌なんです。」

    (本当に真剣なんだ……。)

    美咲の胸が再びざわつく。亮の勢いに押される形で、気づけばこう答えていた。

    「……じゃあ、週末の昼間なら少し時間を取れますけど。」

    「本当ですか?ありがとうございます!絶対後悔させません!」

    電話を切った後、美咲はスマホを手にしたまましばらく動けなかった。


    週末、二人だけの再会

    週末の昼下がり、二人は駅近くの小さなカフェで再会した。
    明るい日差しが差し込む窓際の席で、美咲は少し緊張しながら亮を待っていた。

    「お待たせしました!」

    亮が明るい声で現れると、美咲は思わず微笑んでしまった。
    「そんなに急がなくても良かったのに。」

    「いや、美咲さんとの時間を無駄にしたくないんで。」

    その一言に、美咲の心がまた少し揺れた。

    会話が進むにつれて、亮の意外な一面が見えてきた。
    普段の明るさだけでなく、大学時代にコツコツとアルバイトをして家族を支えた話や、仕事への真剣な向き合い方。

    「俺、軽そうに見えるってよく言われるんですけど、本当はそんなことないんですよ。ちゃんと真面目に考えてます。」

    「……そうなんですね。」

    亮の熱意に、少しずつ心を開き始める美咲。

    カフェを出た後、亮がふと立ち止まる。

    「美咲さん。」

    「何ですか?」

    「運命とか信じなくてもいいです。でも……僕が美咲さんを幸せにしたいと思ってるのは、絶対に嘘じゃないです。」

    亮の言葉に、美咲は驚いたように立ち止まり、じっと彼の顔を見つめた。

    (この人、本当に私を大事に思ってくれてるのかもしれない……。)

    美咲の中で、何かが少しずつ変わり始めていた。

    第三章:支えられる強さ

    ある日、広告企画のプレゼンを終えた美咲は、オフィスの自席でため息をついていた。
    彼女が全力を注いだ企画は、クライアントにあっさり却下されてしまったのだ。

    「申し訳ないけど、今回の方向性とは合わないですね。」
    クライアントの言葉が何度も頭の中で反芻する。

    「美咲、大丈夫?」
    同僚が心配そうに声をかけてくるが、美咲は軽く微笑み返すだけだった。

    「うん、大丈夫。ありがとう。」

    本当は大丈夫なんかじゃなかった。自分のセンスや能力が否定されたような気がして、胸が苦しかった。


    亮からのタイミングの良い連絡

    その夜、自宅で一人過ごしていると、スマホが震えた。
    画面には「成瀬亮」の名前が表示されている。

    (こんなときに……なんで?)
    一瞬ためらったが、美咲は通話ボタンを押した。

    「もしもし……」

    「美咲さん、こんばんは。今日どうしてるかなって思って。」
    亮の明るい声が耳に届く。

    「うん……まあ、普通に仕事してたよ。」
    美咲は何事もないように振る舞おうとしたが、亮はすぐに気づいた。

    「なんか元気ないですね。何かあったんですか?」

    「別に大したことじゃないよ。ただ、ちょっと企画が上手くいかなかっただけ。」

    亮はしばらく黙っていたが、柔らかい声で言った。
    「そういう日もありますよ。俺も仕事で失敗したこと、たくさんありますから。」

    「そう……?」

    「ええ。でも、美咲さんなら大丈夫です。だって、真面目で一生懸命な人だって知ってますから。」

    その言葉に、美咲は少しだけ心が軽くなるのを感じた。


    亮のさりげないサプライズ

    翌日、美咲が仕事を終えてオフィスを出ると、入り口で亮が待っていた。

    「えっ、なんでここに?」

    「昨日、声だけじゃ元気づけられなかった気がしたので、直接会いに来ました。」

    亮は手に小さな紙袋を持っていた。

    「これ、俺のおすすめのカフェのスイーツです。前にカフェ巡りが好きって言ってたから、美咲さんにも食べてほしくて。」

    袋の中には、美咲の好きそうな、可愛らしいケーキが入っていた。

    「……そんな、わざわざありがとう。」
    美咲は驚きつつも、その気遣いに胸が熱くなった。

    「俺は美咲さんが頑張ってるの、ちゃんと知ってますから。だから、そんなに落ち込まないでくださいね。」

    亮のまっすぐな笑顔に、美咲は自然と微笑み返していた。

    「亮さんって、本当に不思議な人だよね。」

    「不思議ですか?」

    「……なんでそんなに私のことを気にかけてくれるのかなって思って。」

    亮は少し照れたように頭を掻いた後、真剣な目で言った。
    「だって、美咲さんのことが本当に好きだからです。」

    美咲は驚いて目を見開いたが、その言葉が冗談ではないことが伝わってきた。

    「……ありがとう。」

    亮に背中を押された気がして、美咲はまた少しだけ前を向けた気がした。

    第四章:素直な感謝

    翌週の金曜日。
    仕事帰りに亮から再び「一緒に夕ご飯でもどうですか?」と誘いがあり、美咲は頷いていた。先日のサプライズと温かい言葉がずっと心に残っていて、改めて話がしたいと思っていたのだ。

    待ち合わせたのは、美咲の職場近くのカジュアルなイタリアンレストラン。
    赤いテーブルクロスと温かみのある照明が心地よい雰囲気を作っていた。

    二人は簡単な乾杯を交わし、料理を楽しみながら会話を弾ませていたが、美咲の心の中にはずっとある想いが引っかかっていた。

    (ちゃんとお礼を言わなきゃ。私がどれだけ救われたか、伝えないと……。)

    ふと、少し静かな瞬間が訪れたとき、美咲は意を決して口を開いた。

    「亮さん、この間は本当にありがとう。」

    「え?」
    亮は少し驚いた顔をして、美咲を見つめた。

    「企画が上手くいかなくて落ち込んでたとき、亮さんが声をかけてくれて、ケーキまで持ってきてくれて……。すごく嬉しかったんです。」

    亮は照れたように笑いながら、手を頭の後ろにやった。
    「そんな、大したことじゃないですよ。俺が勝手にやったことですし。」

    「でも、私には大きなことだったんです。あのとき、すごく救われました。」

    美咲の真剣な表情に、亮は少し黙って彼女を見つめた後、柔らかい笑顔を見せた。
    「そう言ってもらえるなら、頑張った甲斐があります。」

    「亮さんって、本当に優しいんですね。」

    「優しいって言うか……美咲さんが頑張ってるのを知ってるから、何か力になりたかっただけです。」

    その言葉に美咲の胸がじんわりと温かくなった。

    (この人は、本当に真っ直ぐで誠実な人なんだな……。)

    美咲は自然と微笑みながら、グラスを持ち上げた。
    「じゃあ、改めて。亮さんにありがとうの気持ちを込めて、もう一回乾杯させてください。」

    「それは嬉しいですね。」

    二人は笑顔でグラスを合わせた。その音が、これまでの美咲の心の迷いを一つずつ溶かしていくようだった。
     


    亮のさりげない告白

    その帰り道、二人は駅まで一緒に歩いていた。
    美咲が改札の前で足を止めると、亮がふと口を開いた。

    「美咲さん。」

    「はい?」

    「これからも、ずっと俺に頼ってくれませんか?」

    「え?」

    突然の言葉に、美咲は驚き、亮を見つめた。

    「俺、美咲さんのことが本当に好きなんです。だから、どんなときでも力になりたい。美咲さんが笑ってくれるなら、それで十分です。」

    その言葉に、美咲の胸が大きく波立った。

    (この人は本当に、私のことをこんなに大切に思ってくれてるんだ……。)

    「……ありがとう。でも、それってすごく重いお願いですよ?」
    美咲は照れ隠しに冗談めかして笑ったが、亮は真剣な目で彼女を見ていた。

    「どんなに重くても大丈夫です。それくらい、本気ですから。」

    その真剣な目に、美咲は言葉を失った。

    第五章:気づき始めた想い

    プレゼン失敗の一件以来、美咲は亮とのやり取りを思い返すことが多くなっていた。
    仕事が忙しい日々の中でも、ふとした瞬間に亮の笑顔や言葉が心に浮かび、気持ちが軽くなるのを感じることがあった。

    そんなある日、美咲は同僚たちとランチに出かけたとき、何気ない話題の中で亮の名前が出た。

    「美咲、最近なんか機嫌良さそうだよね。」
    「えっ、そうかな?」

    「うん、なんていうか、ちょっと柔らかくなったっていうか。誰か良い人でもできたんじゃない?」

    同僚の冗談に美咲は慌てて首を振る。
    「いやいや、全然そんなことないから!」

    けれど、亮の顔が思い浮かんでしまい、妙にドキッとしてしまった。

    「じゃあ、成瀬亮くんとかはどう?イケメンだし、評判いいよね。」
    「……なんで亮さんの名前が出てくるの?」

    「この間見かけたんだよね。美咲と話してるところ。なんか良い雰囲気だったし、彼、絶対優しいでしょ。」

    同僚の言葉に、美咲は動揺を隠せなかった。
    亮のことを考えると、不思議と胸が熱くなる。

    (私、もしかして……亮さんのことを特別に思ってるの?)


    さりげない日常の中の気遣い

    数日後、美咲はクライアントへの提出資料作成に追われていた。
    タイトなスケジュールの中、パソコンの前で必死に作業をしていると、机にふわりと缶コーヒーが置かれた。

    「お疲れ様。」

    顔を上げると、亮が立っていた。

    「亮さん……どうしてここに?」
    「たまたま近くに来る用事があったんで。頑張ってるって聞いたから、差し入れです。」

    亮はそう言って、爽やかに微笑んだ。

    「本当にありがとうございます。でも、わざわざ来るなんて……。」
    「わざわざじゃないですよ。美咲さんが頑張ってるのを見ると、俺も応援したくなるんです。」

    その言葉に美咲の胸がギュッと締め付けられた。
    亮のさりげない優しさが、自分にとってどれほど大きな存在なのかを、改めて実感する。

    「……亮さんって、本当に不思議な人ですね。」
    「不思議、ですか?」

    「だって、私なんかにこんなに親切にしてくれる人、今までいなかったから。」

    亮は少し照れたように笑いながら、言った。
    「俺はただ、美咲さんの力になりたいだけです。それが俺にとっても嬉しいから。」

    その言葉が、彼の本心であることが伝わってきた。
    美咲はその場で自然と笑みをこぼし、静かに呟いた。

    「……ありがとう、亮さん。」

    心が少しずつ変わる瞬間

    その夜、自宅に帰った美咲は、ふとスマホを手に取った。
    亮からの差し入れに感謝を伝えようとLINEを開くと、亮からの短いメッセージが届いていた。

    「今日もお疲れ様でした!無理しないで休んでくださいね。」

    その文字を見て、自然と笑みがこぼれる。
    (こんな風に、気にかけてくれる人がいるって、すごくありがたいな……。)

    気づけば、美咲の中で亮の存在がどんどん大きくなっているのを感じていた。

    (私、亮さんのこと……どう思ってるんだろう。)

    自分の中の気持ちがまだはっきりと言葉にできないまま、それでも亮の存在を大切に思っている自分がいることに気づく美咲だった。

    第六章:新たな挑戦と支え

    それは、ある春の日だった。
    美咲の勤める会社で、大規模なプロジェクトのメンバーを公募する通知が出た。新規事業立ち上げを目的としたこのプロジェクトは、会社内でも注目度が高く、社長直轄という位置づけだった。

    「やってみたいけど……私なんかにできるのかな。」

    社内の掲示板に貼られた告知を見つめる美咲の心は揺れていた。挑戦してみたい気持ちはある。しかし、失敗したらどうしようという不安がそれ以上に大きかった。

    その日の夜、美咲は仕事終わりに亮といつものレストランで待ち合わせていた。なんとなく相談したくて、彼に声をかけてしまったのだ。

    亮の背中押し

    「プロジェクトに応募するかどうか悩んでるんです。」
    前菜をつつきながら、美咲はぽつりと亮に話した。

    「俺は美咲さんなら絶対にできると思いますけどね。」
    亮は迷いなく答えた。その自信に満ちた表情に、美咲は少し驚いた。

    「そんな簡単なものじゃないんです。メンバーになったら責任も重いし、失敗するかもしれない。」

    「でも、挑戦しないと何も始まらないですよね?」

    亮の言葉は真っ直ぐで、揺るぎないものだった。

    「美咲さんって、誰よりも努力家だし、何事にも誠実じゃないですか。俺はそんな美咲さんを見てきたから、きっとプロジェクトでも活躍できると思います。」

    「……亮さん、私のこと買いかぶりすぎですよ。」
    そう言いながらも、美咲の胸の中に温かいものが広がるのを感じていた。

    「買いかぶりなんかじゃないですよ。俺がずっと見てきた美咲さんそのものです。」

    亮の真剣な瞳に見つめられ、美咲は息を呑んだ。彼の言葉にはただの励まし以上の重みがあった。

    「……わかりました。やってみます。」
    亮の言葉に背中を押される形で、美咲はプロジェクトへの挑戦を決意した。


    挑戦の始まりと支え

    プロジェクトメンバーに選ばれた美咲は、それから毎日忙しい日々を送ることになった。慣れない会議やタイトなスケジュールに追われ、気づけば深夜まで仕事をする日も増えていった。

    そんなある日、夜遅くにオフィスを出た美咲は、疲れ果てた体を引きずるように帰路についていた。駅の改札を通ろうとしたそのとき、不意に声をかけられた。

    「美咲さん!」

    振り返ると、そこには亮が立っていた。

    「え、亮さん?どうしてここに……?」

    「この時間まで働いてるだろうなって思って、待ってました。」

    「わざわざ来たんですか?」

    「当たり前じゃないですか。美咲さん、最近無理しすぎですよ。」

    亮はそう言うと、美咲の手から資料の入ったバッグをそっと取り、肩にかけた。

    「帰り道くらい、少し楽してください。」

    その優しさに、思わず涙がこみ上げた。

    「亮さん……本当にありがとうございます。」

    亮は笑顔を見せながら、美咲の横に並んで歩き出した。


    新たな絆

    翌日、美咲は亮のサポートのおかげで新たな気持ちでプロジェクトに取り組むことができた。そして、初めてのプレゼン当日。亮が「応援してます!」とメッセージをくれたことが、美咲にとって何よりの励みになった。

    プレゼンが成功し、プロジェクトが大きな一歩を踏み出したその夜、美咲は改めて亮に感謝のメッセージを送った。

    「亮さんのおかげで頑張れました。これからも頼りにさせてください。」

    その返信はすぐに返ってきた。

    「もちろんです!俺も美咲さんをもっともっと支えたいです。」

    その言葉に、美咲の中で亮への想いが確かなものへと変わり始めていた。

    第七章:少しずつ近づく心

    プロジェクトが本格的に動き出し、日々の忙しさの中で充実感を得る一方、美咲の中で亮への想いはますます大きくなっていた。

    「支えてくれる人がいるって、こんなに心強いんだ……。」

    そんな風に思うようになってから、亮と話す時間が特別なものに感じられるようになった。これまでただの友人の一人だと思っていた彼が、自分にとってどれだけ大切な存在なのかを、少しずつ自覚していた。


    ちょっとした感謝を言葉に

    その日、美咲は仕事帰りに亮と軽く食事をすることになった。忙しい中でも、亮が「息抜きしませんか」と誘ってくれるのが嬉しかった。

    居心地の良いレストランで、二人はいつものように仕事の話をしながら食事を楽しんでいた。

    「美咲さん、最近すごく頑張ってますよね。プロジェクトのこと、社内でも話題になってますよ。」
    「えっ、そうなんですか?」

    亮の言葉に驚きながらも、心の中で嬉しさがじんわりと広がった。

    「でも、きっと私一人だったらこんな風に頑張れなかったと思います。」

    美咲はスープを一口飲み、そっと目を上げて亮を見つめた。

    「亮さんがいてくれたから、私、ここまでやってこれました。いつもありがとう。」

    亮は一瞬驚いたような表情を見せたが、すぐに優しい笑みを浮かべた。

    「俺は何もしてないですよ。ただ、美咲さんが頑張れる力を元々持ってるだけです。」

    「そんなことないです。亮さんがそばにいてくれるだけで、すごく安心するんです。」

    自分でも驚くほど素直に言葉が出て、美咲は少し照れくさそうに目をそらした。

    亮は一瞬真剣な表情になり、静かに答えた。

    「……そう言ってもらえると、俺も本当に嬉しいです。美咲さんの力になれてるなら、これからもずっと支えたいって思います。」

    その言葉に、美咲の胸は暖かさでいっぱいになった。


    小さなプレゼント

    数日後、美咲は仕事帰りに立ち寄った雑貨屋で、ふと目に留まったものを手に取った。それは、小さな革製のしおりだった。色は深いグリーンで、どこか亮の落ち着いた雰囲気に似合いそうだと思った。

    (いつもお世話になってるお礼に、渡してみようかな。)

    翌朝、美咲はそのしおりを丁寧に包んで、亮のデスクにそっと置いた。手書きのメモも添えてある。

    「いつもありがとう。これからもよろしくお願いします。」

    少し緊張しながら席に戻ると、昼休みになって亮が美咲のところにやってきた。

    「美咲さん、これ……俺へのプレゼントですか?」
    「え、ええと……はい、そうです。あの、そんな大したものじゃないんですけど。」

    亮はしおりを手に取り、しみじみと眺めながら微笑んだ。

    「ありがとうございます。こういうの、すごく嬉しいです。」

    「……本当ですか?良かった。」

    亮が大切そうにしおりをポケットにしまうのを見て、美咲は少しだけ自分の気持ちが伝わったような気がした。
     


    些細な行動が生む変化

    その日から、美咲は少しずつ、自分の想いを亮に伝えようと意識し始めた。

    「亮さん、コーヒーが好きなんですよね?この間、新しいお店見つけたんですけど、今度行きませんか?」
    「亮さん、週末の予定とか空いてます?リフレッシュにどこか行きたいなって思って。」

    亮との時間を積極的に作る中で、美咲は自分の気持ちを一歩ずつ形にしていく。

    亮もまた、美咲の変化を感じ取っていたのか、二人の距離は以前よりもぐっと近くなっていた。

    (もう少し、このまま進んでみよう。)

    美咲は心の中でそう決意しながら、少しずつ亮との未来を描き始めていた。

    第八章:特別な夜、交わる想い

    仕事に忙しい日々を送りながらも、亮と美咲の関係は少しずつ深まっていた。職場が違う二人にとって、共通の時間を作ることは簡単ではない。それでも亮は、週末や美咲が仕事で疲れているとき、さりげなく彼女を気遣いながら距離を縮めてきた。

    そんなある日、亮から突然の誘いがあった。

    「今度の金曜の夜、少し時間ある?どうしても見せたい景色があるんだ。」

    亮の声はいつもより少し真剣で、美咲は断る理由が見つからなかった。

    金曜の夜、美咲は亮に連れられ、都心から少し離れた夜景スポットにやってきた。車を降りると、冷たい夜風が二人の間を吹き抜ける。

    「ここ、俺が学生時代に悩んだときによく来た場所なんだ。今日、美咲さんにも見せたくて。」
    亮が指差す先には、街の明かりが宝石のように輝いていた。

    「……綺麗。」
    美咲はその景色に息を呑みながら、亮の横顔をちらりと見た。彼の真剣な表情に、胸が少しだけ高鳴る。

    「美咲さんって、仕事に一生懸命で、いつも自分の足で立ってるよね。そんな君を見てると、本当に尊敬するんだ。」
    亮の言葉に、美咲は思わず微笑む。

    「そんなことないよ。私だって、不安だらけ。亮さんが励ましてくれるから頑張れてるの。」

    二人の間にしばらくの沈黙が流れた後、亮が意を決したように言葉を続けた。

    「俺ね、美咲さんに初めて会ったときから、ずっと思ってたことがあるんだ。」

    「……なに?」
    美咲が尋ねると、亮は少し照れたように笑い、続けた。

    「君と一緒にいると、未来が明るくなる気がするんだ。俺にとって、美咲さんは特別な存在だよ。」

    その言葉に、美咲の胸が熱くなる。亮の真っ直ぐな想いが、寒い夜の空気を優しく温めるようだった。

    「亮さん……ありがとう。私も、亮さんといると安心する。疲れてるときも、あなたの存在が力になってる。」

    二人の視線が交わり、その瞬間、距離がぐっと近づいた気がした。

    その夜、帰りの車内で亮は穏やかに微笑んだ。

    「これからも、君の隣にいていいかな?」

    「うん。私も、ずっと隣にいてほしい。」

    小さな一歩を踏み出した二人の想いが、これからの未来をより輝かせていく――そう確信した特別な夜だった。
     

    第九章:想いが交わる日

    それから数週間が過ぎた。
    亮との関係は以前よりもさらに近くなり、美咲にとって彼の存在は特別なものになっていた。だが、あの夜の告白にきちんと答えられないままの自分がもどかしく、胸の奥に小さな罪悪感がくすぶっていた。

    (私の気持ちは、もう決まってるのに……。)

    その日は仕事が立て込んでおり、美咲はオフィスを出たのが夜9時を回ったころだった。疲れた身体を引きずるように駅へ向かう途中、見覚えのある人影が目に入った。

    「美咲さん、お疲れ様。」

    そこには亮が立っていた。駅近くの広場で手を振る亮の姿に、美咲は思わず立ち止まった。

    「どうしてここに……?」
    「今日は仕事が早く終わったから、ちょっと美咲さんの様子を見に来ようかなって。」

    亮はいつもの優しい笑顔で言ったが、その言葉の裏にどこか心配そうな気配が感じられる。

    「それに、この時間まで働いてるって分かってたら、少しでも力になりたくなるだろ?」

    その一言に、美咲の胸が暖かくなった。亮はいつもこうやって、言葉の端々に思いやりを込めてくれる。それが自分にとってどれだけ心強いものか、最近になって改めて感じるようになった。


    決意の夜

    「今日はこのまま帰るだけ?」
    亮がそう尋ねると、美咲は首を傾げた。

    「ええ、家で少しゆっくりしたいなって思ってたけど……。」
    「それなら、少しだけ寄り道しない?」

    亮が差し出したのは、近くの小さなカフェのチラシだった。仕事終わりにぴったりな静かな雰囲気の場所だと聞き、美咲は少し迷ったものの頷いた。

    二人はカフェに向かい、ホットコーヒーを片手にお互いの仕事の話や最近の出来事を語り合った。亮は自分の仕事の忙しさをさらりと話した後、真剣な目で美咲を見つめた。

    「美咲さん、最近頑張りすぎてない?顔に疲れが出てるよ。」
    「そう見える?」
    「うん。でも、そんなときは俺に頼ってほしい。美咲さんは一人で頑張りすぎる癖があるからさ。」

    亮の言葉に、美咲は思わず笑みを浮かべた。亮が自分のことをどれだけ見てくれているのか、その優しさが心に染みた。

    「亮さんにはいつも感謝してる。ほんとに、ありがとう。」

    そう言うと、亮は少し照れたように笑った。


    カフェを出たあと、亮は美咲を駅まで送ろうと歩き始めた。夜風が心地よく、二人の間に静かな時間が流れる。

    「美咲さん。」
    「うん?」
    「俺は、美咲さんがどんなに遠くても、どんなに忙しくても、ずっとそばにいたいって思ってる。」

    足を止めた亮が、真剣な目で美咲を見つめた。

    「もしも君が同じ気持ちなら、これからも一緒に未来を歩んでいきたい。」

    その言葉に、美咲は胸が高鳴るのを感じた。亮の誠実な想いが、言葉となって自分の心にまっすぐ届く。

    「私も、亮さんと一緒にいたい。これからも、ずっと。」

    二人は静かに微笑み合い、そして手を繋いだ。夜空の下、運命がまた一つ確かな形を成す瞬間だった。

    エピローグ

    亮と美咲が出会ってから半年。二人はお互いを大切にしながら、少しずつ新しい関係を築いていった。
    亮は相変わらず仕事に追われる毎日を送り、美咲もまた忙しい職場で奮闘していたが、週末や仕事終わりの時間を見つけてはデートを重ね、心を通わせていた。


    お互いの生活を支え合う時間

    ある日、美咲はいつも通りの忙しい仕事の中で、ふとした孤独感に襲われていた。大きな案件を任されるようになったものの、プレッシャーに押しつぶされそうだったのだ。
    そんなとき、亮からLINEが届いた。

    「お疲れ様!今日、時間があれば少し話さない?」

    短いメッセージだったが、それだけで美咲の疲れた心が少し軽くなった。亮はいつも絶妙なタイミングで声をかけてくれるのだ。

    仕事終わり、亮が待つ駅前のカフェに向かうと、彼はもう美咲のためにドリンクを注文して席についていた。

    「大丈夫?最近、顔が少し疲れてる気がしたけど。」
    亮がストレートにそう言うと、美咲はつい本音を漏らしてしまう。

    「……実は、大きな案件があって。うまくいくか不安で、ちょっと自信をなくしそう。」

    亮は美咲の話を静かに聞き、しばらく考えた後、優しく笑った。

    「美咲さんなら大丈夫。俺が見てきた限り、君は絶対にやり遂げられる人だよ。自分を信じて。」

    その一言に、美咲は涙が溢れそうになった。

    「ありがとう。亮さんの言葉、本当に励みになる。」
    「これからも、いつでも俺を頼ってよ。」

    彼の言葉がどれだけ美咲を支えているか、彼女は改めて実感した。


    未来を描く時間

    別々の職場で働く二人だが、週末にはたまに遠出をしたり、新しい趣味を一緒に見つけたりして絆を深めていった。

    ある週末、亮が提案したドライブで、美咲は初めて彼の「本気」を感じる出来事があった。

    「ねぇ、美咲さん。」
    高速道路を走りながら、亮がふと話を切り出す。

    「俺、最近思うんだ。このまま美咲さんと一緒にいたら、もっといろんな景色を見られる気がするって。」

    「……それってどういうこと?」
    美咲が聞き返すと、亮は少し照れくさそうに笑いながら続けた。

    「俺にとって、美咲さんの存在ってすごく大きいんだ。仕事のこともプライベートのことも、君に支えられてる気がする。だから、もっと一緒に未来を描いていけたらって……そう思ってる。」

    美咲はその言葉を聞いて、一瞬言葉を失った。でも、胸の中にある暖かい気持ちは隠せなかった。

    「私も……亮さんがいると、すごく安心する。一緒にいると、頑張ろうって思えるんだ。」

    亮の横顔に微笑みかけると、彼も満足そうに頷いた。

    「じゃあ、これからもずっと隣にいてくれる?」
    「もちろん。私も亮さんの隣にいたいから。」

    二人の手がそっと重なり、車内には静かな温もりが漂った。


    それぞれの職場での成長

    美咲は仕事の忙しさの中でも、亮との時間を大切にすることで少しずつ自信を取り戻していった。一方で、亮も美咲の支えによって、職場でさらに大きなプロジェクトに挑戦し始めていた。

    それぞれの場所で自分の目標に向かって努力しつつ、時にはお互いの悩みや不安を共有し合う二人。その関係は日に日に強い絆となり、未来に向けた大きな一歩へと続いていた。

    次のステップへ
    亮がプロポーズを決意するのは、そう遠くない未来の話だろう――。

    ーFinー


    最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!

    今回は、結婚式の二次会で一目ぼれされた友人が猛アプローチの末結婚したという実話を参考にしながら、描いてみました!

    次回作は、切ない・泣ける感動ストーリーを描きたいと思います。

    お楽しみに!

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